てんてんとは
てんてんは土壌改良材です。
米糠などの有機物資材に有効微生物を主体に数十種類の微生物を添加ペレット化し、袋内発酵させた発酵有機肥料です。
てんてんの特徴及び効果
● 他の有機物を一緒に発酵させ、作物に吸収されやすいアミノ酸に変化させます。
● 他の肥料との組み合わせによりその肥料の持つ特徴(成分)をより引き出すことができます。
● 微生物を活性化させるため、海藻特有のぬめり成分であるアルギン酸を配合しています。
● 米糠の作用により作物に旨味が増します。
● 根張りを良くし樹勢を高めます。
使用方法
1.土にてんてんを撒いて撹拌します。2週間ほど寝かせてください。
てんてんの微生物が発酵し、土が改良されます。
※雨が降る前に撒いたり、後で水をかけると微生物が元気になり効果的です。
2.お好みの作物の苗・種を植える/蒔いてください。
3.その際にその作物に合う肥料を必ず入れましょう。
施肥量の目安
●水稲 45~75㎏(3袋~5袋)/1反
●果樹・園芸 150~225㎏(10袋~15袋)/1反
●茶 300㎏(20袋)/1反
●キュウリ・トマト 225㎏~300㎏(15袋~20袋) / 1反
※1反は約10a
てんてんの主な成分
窒素 全量(%) 2.0
りん酸全量(%) 4.3
加里全量(%) 1.6
炭素窒素比(C/N比)17
てんてんの原材料
〇πウォーター
( 二価三価鉄塩 ) 微生物の活性促進、肥料分の吸収を高める。イオン結合を除き、団粒構造化を助けるため、ふかふかの土壌となる。
○微生物
数十種類の微生物を含有している。
<主な菌体>
乳酸菌
強力な抗菌力を持つ。乳酸菌などの乳酸などの有機酸を出し、土中のミネラルを溶かしたり、キレート化して植物に吸収しやすくする。pHをさげ、酵母菌をはじめとする土中菌が増殖しやすい環境をつくる働き。
30℃~45℃の温度を好む。
納豆菌
ネバネバ酵素をだし、有機物を分解してアミノ酸に変換する。アルカリ性を好み45℃~70℃の温度を好む。
放線菌
有機物全般を分解し、抗生物質を生産する。悪臭の原因となる低級脂肪酸、“キチン”という物質の分解、フザリウム対策やセンチュウの卵を分解するなど大変有効な働きをする。
酵母菌糖類を主なエサとして増殖し、酵母に含まれるアミノ酸、ペプチド、ホルモン、核酸、ビタミン等は分解されて作物に有効な栄養となる。酸性の環境、温度は25℃~35℃を好む。
○米ぬか
玄米を白米にする過程でできる米ぬかは重量で10%ほどであるが、栄養分の大半は米ぬかに含まれ、肥料分が多くリン酸、各種ミネラル、ビタミン類、抗酸化物質を含む。
○小麦粉
でんぷん・繊維質・ペレット化のためのツナギの役割。
○海藻
光合成により育つ海藻は、すべての生物が必要とする海藻特有の多糖類、各種ミネラル、アミノ酸、ビタミン微量要素などを豊富に含有している。
○ゼオライト
菌の住処、肥料分を吸収し流亡を抑える。
こんな方におすすめ
・事業利用の方(農家の方)
・疲弊した土壌を回復させたい方
・収穫量をアップさせたい方
・農薬を減らしたい
・有機栽培に関心がある方
・収穫物の栄養成分・味・食味をアップさせたい方
実際に使った方のご感想
コシヒカリ 兵庫県豊岡市
田植えして2週間後のコシヒカリの苗。
菌体の働きで根がしっかり伸びて、順調に活着している。
白い根は通常植えてから2週間位で伸びてくるが、てんてんを使用した水田では1週間後から確認できた。根の発育が非常に良い。移植のショックが小さく、定植後の生育停滞がないです。
コシヒカリ 福井県坂井市
コシヒカリの白い根が土から飛び出しているのが確認できます。
この根を上根といいますが、稲の根は田植え後ろに下へ下へと伸びる下根と、穂が出る約50日前から横へ横へと伸びる上根の2種類があります。
そして、籾の中にデンプンを蓄えるための根は、横へ伸びる上根です。この上根から効率よく養分を吸収させることで、お米はより美味しくなります。
白い上根が土から飛び出すのはてんてんを使用しての栽培の特徴であり、化学肥料を使用するとこのようになりません!
化学肥料で栽培した上根は黒い色をしているので、すぐ分かります。
すいか 山口県山口市
立派に実りました!
ミニトマト 熊本県八代市
施用後の土がフカフカ!総収量が上がった!
スリップス・コナジラミ・カイガラムシなどの害虫が少なくなりました!
(使用量:てんてん15袋/10aあたり施用)
きゅうりハウス栽培 宮城県宮崎市
通常1週間に1度の防除が、月に1回の防除で良くなった
いちご(さがほのかハウス)栽培 熊本県玉名市
大粒で成り疲れなし、味も好評で購買リピーター続出
●開封後は出来るだけ早く使い切ってください。酸素に触れると発酵分解が進んでしまいます。
●ねずみ等が好んで食べますので土壌に施肥すると同時に混和してください。
●袋の中で発酵し、白くなる事がありますのが効果には問題はありません。
(発酵している証拠です。)
●定植の場合は定植穴底への置肥を避けてください。
●種の直播の場合は発芽障害を避けるため施肥し混和後2~3週間後にしてください。
●直射日光を避け、温度変化の少ない所で保管してください。
肥料取締法にもとづく表示
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