【農場だより20】鹿児島県肝属郡東串良町 ■有機栽培の圃場
7/23(木) 14時 大幸農産 様
有機栽培歴20年以上のN様。
「今月の初めの大雨で肝属川が氾濫して、土砂崩れで用水路がダメになった。ようやく田んぼに水が流れてきている状態です」
「ナツホノカ80株を3/26に植えました。深植をすると活着が悪い。今んとこ、出来すぎ・・・。
根を切ってこなす訳はエネルギーを消化するから成長が良くなる。
肥料を少なめにする(腹八分)、穂肥なんて一切しない。追肥をしていない。そのまんま。有機10年、20年してたら、ほったらかしでいける」
「畔切りで10日間かかる。その作業がしんどい。とにかくシンプルに、楽をする。うちは除草剤を撒いたことがない。無駄な事はしたくない」
無造作にむいたらカメ(ムシ)ついてない。何も心配せんでいい。
ここ4、5年は天気が全く違う。どんな事(天災)が起きても、同じものを作れるようにしとかんと !
「『てんてんを入れたら惚れ惚れする』と、使用1年目の人が言ってたんやけど・・・」
どういうことですか?
「稲の姿、形がいいのよ。色合いも、いいのよ。おいしいのが出来る」
「場所、場所で特徴、条件の違いがある。自分の所に合った米作りをしたらいい。富山は裏作ができない。米しかない。福井は食味に特化し、こだわっている」
この付近は、みんな80株での植え付けですか?
「最初は誰一人いなかった。うちで成功しているので皆真似をする」
水田の中、オオバナミズキンバイが繁殖。
もともとは水槽の観賞用のアメリカ産の草。外来種は強いネ。
今のうち、全部引っこ抜かんと来年大変な事になる。生命力が半端ない化けもんです。葉っぱや茎の切れ端からも成長でき、燃やしても跡から発芽するほど乾燥・熱に強い。稲作地帯では、水田への侵入、排水設備の周辺で繁茂することによる水害リスクも心配されています。
H26年6月11日に特定外来生物に指定されました。